用途に合っている?業務用エアコンの選び方
(2021年4月19日更新)
オフィスや店舗の空間を快適にするうえで、欠かせないのが「業務用エアコン」です。
ただ、いざ業務用エアコンを選ぼうとしたときに、「どれを選べばいいのかわからない」と頭を悩ませてしまう人もいるのではないでしょうか。きちんと選び方のポイントを知ると、後悔のない選択をしやすくなります。
ここでは、業務用エアコンの導入を検討している人に向けて、選び方のポイントを解説していきます!
業務用エアコンの選び方
1.用途で選ぶ
業務用エアコンを選ぶ際に重要なのが「用途」です。業務用エアコンは設置する場所の面積を考慮して選ぶケースが多いですが、用途によっても選び方が変わってきます。たとえば、オフィスではパソコンなどのOA機器が多く設置されているケースがみられます。OA機器からは熱が発せられるため、その熱が室内にこもると、暑さを感じやすくなるのです。さらに、OA機器や従業員の数が多いほど発熱も起こりやすくなるため、これらの点も考慮してエアコンを選ぶ必要があるでしょう。
また、鉄板焼きのようなお店では、調理の熱によって店内が暑くなりやすい傾向といえます。特に焼き肉やお好み焼きなど、お客様が自分で調理をするようなお店は、エアコンの能力に注意するのが肝心です。これらの点を考慮し、まず用途をはっきりさせてから「面積よりも冷暖房能力が大きいエアコン」を選ぶ必要があります。
2.面積で選ぶ
用途のほかに、「設置場所の広さ」も選び方のポイントといえます。室内が22~25平方メートルの場合、業種ごとの適切な能力は以下の通りです。例えば一般商店の場合、適切なエアコン能力の目安は1.5馬力相当となります。ただし、これはあくまでも服飾や日用雑貨品などを販売している場合です。万が一、冷蔵ショーケースなどを設置している場合は、適切な能力が異なる場合があります。理美容院の場合、適切なエアコン能力の目安は2.5馬力相当となります。理美容院はパーマ機器やドライヤーなど、発熱性のある器具がどの程度あるのかに注意する必要があります。
飲食店の場合はエアコン能力2~3馬力相当、一般事務所の場合はエアコン能力1.5~2.3馬力相当が目安です。
このように、業務用エアコンは同じような広さであっても、業種や用途によって適切な能力が変わるため注意しましょう。
面積と用途で違う業務用エアコンの形状
一口に業務用エアコンといっても種類は多岐に渡り、さまざまな形状が存在します。設置スペース・用途・内装などにより、適切なエアコンの形状も異なるのです。業務用エアコンのなかでも、一般的に多くみられるのは「天井カセット形4方向」です。このタイプは吹出口が4方向に存在し、温度のムラが生じにくいという特徴があります。また、天井に設置するためエアコンが目立ちにくく、インテリアの雰囲気を損ねにくいというメリットがあります。
それから「床置形」も工事費や工期を抑えられるというメリットがあり、人気を集めているタイプです。床置きなので、手入れをしやすいのも魅力。さらに天井が高い空間に設置した場合でも、足元まで風を送ることができるという特徴があります!
用途や広さに合わないエアコンは損になる
業務用エアコンを選ぶ際は、「用途」と「設置する広さ」を意識することが大切です。万が一、用途や設置する広さに合っていないエアコンを選んでしまうと、能力不足でなかなか設定温度にならず、電気代がかさんだり冷暖房効率が悪くなったりする原因につながります。さらに、馬力が足りないエアコンで無理な運転を続けると、場合によっては機械に負荷がかかり、故障を引き起こしやすくなる恐れがあるため要注意です。エアコンは1度設置すると長い期間使い続けることになる設備だからこそ、きちんとポイントを押さえて選ぶようにしましょう。
どのようなものを選べばいいのかわからない場合は、プロに相談すると安心です。
当社でもエアコン選びの疑問や不安など相談にのっておりますので是非お気軽にお問合せください。