工場

株式会社 中村屋 埼玉工場 様

中華まんの生地をこねる際の発熱を抑制。高精度な水温制御で、品質の安定化とコスト削減を実現

お話を伺った方

株式会社中村屋 埼玉工場

中村屋は1901年に東京・本郷でパン屋として創業し、1909年には新宿の現在地に移転しました。
以来100年以上の時を新宿と共に歩み、ここから数々の独創的な商品を世に送り出してまいりました。

工務課係長 星野 晃一 様

納入製品

形状
製品

ご採用の経緯

温湿度に影響されやすい中華まんの生地。こねる際に発生する熱の処理が課題でした

我が社の人気商品である中華まん。その命ともいえる生地は温湿度に影響されやすく、年間を通して安定した品質を維持させるのに大変気を使います。

材料をこねて作った生地を寝かせて発酵させるわけですが。一度に数千個分の生地をこねていると、かなりの熱が発生。品質維持のためにこの熱を冷ます必要がありました。

従来はこね機の容器に普通の上水を流して冷却していましたが、季節によって水温が変化するため水量調整が大変でした。また、こね機の周辺は粉(小麦粉)が舞うため、水を送るポンプやタンクのメンテナンスもけっこう大変でした。

そんな話を埼玉東京冷機さんにしたところ、ダイキンさんのDCインバーターユニットチラーをご提案いただきました。インバーター制御によるキメ細かな能力制御で、年間を通して±0.5℃の精度で冷却水を安定供給してくれると聞いて採用を決めました。

水温が安定するだけでなく、これまで掛け流し式だった冷却水が循環式になることで、上下水道にかかるコストも大きく抑えられたと思います。

さらにDCインバーターユニットチラーはタンクやポンプを内蔵し、屋外に設置されているため、粉にまみれることもないので、基本的にメンテナンス作業からも解放されました。DCインバーターユニットチラーのおかげで、生地の品質維持が容易になり、管理の省力化も図れました。

・粉じん対策として中性能フィルターを搭載した設備用エアコン(20馬力)を設置。(左図)

ご提案の経緯

精度の高い水温制御に、コレだと確信。ポンプ・タンク一体型のメリットも大きいですね

埼玉東京冷機株式會社
鴻巣営業所 設備課 主事補
斎藤 俊明 様

ダイキンさんのDCインバーターユニットチラーは、年間を通して一定の水温を安定供給したいとの要望にピッタリのチラーだと考えました。

インバーターによる能力制御で、精度の高い水温調整はもちろんですが、気温や生地の量の変化にも無駄なく対応してくれる点や中間能力での効率性に優れている点がご提案のポイントでした。

さらに、ポンプ・タンク内蔵型で、搬入が容易で省工事。その上、省メンテなのは、施工・サービスを受け持つ私たちにとっても大きなメリットだったと思います。

・8馬力のDCインバ―ターユニットチラー(手前にタンクとポンプを内蔵、奥が熱源部)(右画像)

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株式会社中村屋 埼玉工場