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故障した業務用エアコン!費用が安いのは修理?買い替え?

(2022年3月15日更新)
業務用エアコンが壊れてしまったり、効き目が悪くなったりすると修理をする必要があります。
しかし、必ずしも修理が最善策とは限りません。
なぜなら、修理費が高額になってしまうことがあるからです。この記事では、修理費が高くなってしまうのを避けたい人に向けて、「修理よりも買い替えのほうがお得」になるケースについて解説します。

Index
  1. 1年以内なら!買い替えより修理したほうが良いケースとは?
  2. 修理より買い替えたほうがお得な故障内容とは?
  3. 購入してから10年以上経過している業務用エアコンは買い替え時
  4. 業務用エアコンは消耗品!修理や買い替えはつきもの

1年以内なら!買い替えより修理したほうが良いケースとは?

購入して1年以内に故障した場合は、買い替えるよりも修理をしたほうが安くなる傾向があります。新品の業務用エアコンを購入すると、大抵の場合、1年間の保証が付いています。メーカーや商品によって保証内容は異なりますが、保証期間中は無料で修理を受けられることが珍しくありません。また、無料での修理を受け付けていない場合であっても、保証期間中であれば通常よりも安価で修理が受けられることがあります。

<参考>10年メーカー保障付のエアコンこちら

ネットZEAS

購入して10年未満である場合は、故障内容によってどちらにすべきかが異なります。簡単な修理で済むようであれば修理費は安いですが、規模の大きい工事が必要になるような場合は買い替えたほうが良いこともあります。故障内容の判断は知識がないと難しいため、一度業者に症状を確認してもらい、修理に必要な費用を聞いたうえで決めましょう。

修理より買い替えたほうがお得な故障内容とは?

コンプレッサーの故障や冷媒ガス漏れの場合は、修理より買い替えを検討しましょう。コンプレッサーは冷媒制御を担う部品のことで、エアコンの心臓部ともいえる重要な箇所です。コンプレッサーが壊れてしまうと修理が必要となるため、修理費も高額になります。室外機から大きな音がしたり、ガタガタと激しく振動したりする場合は、コンプレッサーが故障している可能性が高いです。

エアコンの電源を入れているのに室内温度が変わらない場合は、冷媒ガスが漏れているかもしれません。室内機、配管、室外機等の調査をしなければならないため、エアコンの設置状況によっては数十万円もの修理費用がかかることもあります。コンプレッサーの故障、冷媒ガス漏れともに修理をすることは可能です。しかし、使用年数によっては、新しい業務用エアコンを購入したほうが安いでしょう。

購入してから10年以上経過している業務用エアコンは買い替え時

購入から10年以上経過している場合、修理に必要な部品を用意できないことがあります。
なぜなら、エアコンの補修用性能部品の保有期間は、エアコンの製造打ち切りから9年と決まっているからです。この場合、代用の部品を用意しなければならないため、通常よりも修理費が高額になります。
また、そもそも修理ができないこともあります。納入から15年以上経っている場合、特に2000年以前に設置したものに関しては、買い替えのほうがお得になることが多いです。2000年以前に製造された業務用エアコンよりも2000年以降の業務用エアコンのほうが省エネ性に優れているので、長い目で見れば、電気代を大幅に節約できます。

6馬力1台あたりの年間電気代の目安は、15年前の型で約11万円、新型で約3万5000円となりますので、なんと年間約7万5000円もの節約になります!

※<試験条件>現行機SSRC160BBにて試算。
<JIS B8616:2015を基準(東京都・戸建店舗)東京電力 低圧電力契約(平成26年4月1日の供給約款)税込単価 夏季16.97円/kWh その他季節15.42円/kWh FIVE STAR Eco全自動運転時、OSCAR制御運転時、定期的なフィルター清掃ありを想定。15年間使用した既設機は、2001年製の電気代で、経年劣化を考慮して消費電力×1.375で計算。2001年製の当社機の運転特性は定格使用から算出した概算値を使用。電気代に「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は含みません。室内設定温度は冷房27℃で試算。気象データはアメダスの気象データを使用しています。

業務用エアコンは消耗品!修理や買い替えはつきもの

業務用エアコンは時間経過とともに必ず劣化します。そのため、修理や買い替えを避けて通ることはできません。故障を防ぎたいのであれば、部品の劣化具合などに応じて、定期的にメンテナンスをすることが大切です。丁寧にメンテナンスをすれば長く利用でき、メンテナンスをせず故障した場合に修理をするという使い方を繰り返すと、高額な修理費を払い続けることにもなりかねません。エアコンの技術は日々進化しています。現在のエアコンは省エネ性に優れており、古いエアコンを使い続けるよりもお得になることも多くあります。
修理費が高いようなら思い切って買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。
ダイキンでもお見積りを承っておりますので、お気軽にお問い合わせください!