冷房28℃、暖房20℃ってどうなの?適切なエアコンの設定温度とは?室温と勘違いしている人もいる?

(2023年3月17日更新)
快適に生活するためには、適切なエアコン設定を心得ておく必要があります。
エアコンの設定温度と室温は混同されがちですが、実は異なります。
たとえば、夏にエアコンの設定温度を28度としている場合などは、「ちょっと暑い」と感じる人も多いですよね。
この記事では、エアコンの適切な温度設定や、季節ごとの設定温度などについて解説していきます。

≪INDEX≫この記事は約2分で読めます
■エアコンの設定温度ではない!国が定める適切な室温とは?
■エアコンの設定温度を調節しながら自動運転に!
■夏も冬も可能!除湿&加湿で体感温度を調整してみて
■エアコンの設定温度調整以外にもできることをやってみよう

エアコンの設定温度ではない!国が定める適切な室温とは?

環境省によれば、室温目安は夏は28度、冬は20度が推奨されています。

国が定めている28度設定というのは、「エアコンの設定温度を28度にする」ということではなく
「室温が28度」であるということです。
室温が28度を超えているにもかかわらず、気づかずにエアコンの設定温度を28度にし続けるのは非常に危険なこと。
猛暑の場合は、「暑い」と感じる人もいると思います。
その際は、決して我慢せず室温が28度になるように、エアコンだけでなくサーキュレーターや湿度コントロールを行い快適な室温を保つことがポイントです。

エアコンの設定温度を調節しながら自動運転に!

室温を適正温度に保つための工夫として、エアコンの自動運転モードを活用しましょう。
室内の温度が設定温度になるまでは最大運転を行い、その後は送風運転や弱運転で設定温度と同じ温度を保ちます。
環境省の適正温度を守るなら、エアコンを「室温の適正温度」と同じ温度に設定すると良いでしょう。
それでも暑さを感じる場合には、サーキュレーターなどを併用して空気を循環させるのがおすすめです。暖かい風は部屋の上部に集まります。そのため、サーキュレーターを天井に向けて風を循環させることによって、室温が早い段階で適正温度になり、電気代の節約にもつながります。

エアコンの冷房は、室内気温を設定温度にするまでの間がもっとも電気代がかかるといわれています。
自動運転モードとサーキュレーターを同時に使用すると、室温が適正温度になるまでに時間がかからずに済むというメリットがあります。

夏も冬も可能!除湿&加湿で体感温度を調整してみて

夏に室温が高いと感じるときには、除湿がおすすめです。
たとえば、外国人観光客の「ヨーロッパの40度は耐えられても、日本の35度は耐えられない!」という声を聞いたことはりませんか。これは、ヨーロッパは乾燥しているため、気温が高くても辛いと感じにくいことが理由として挙げられます。一方、日本の夏は湿度が高いため、一般的には立っているだけで暑いと感じてしまうのです。

湿度が低いと、体感温度が下がります。そのため、夏に室温が高いことがきついと思う場合は、除湿を心がけることがポイントです。逆に、冬には加湿を心がけると、暖かく感じやすいといえるでしょう。このように、1年中快適に過ごすためには、除湿&加湿で湿度をコントロールすることで体感温度を調整することが欠かせません。

エアコンの設定温度調整以外にもできることをやってみよう

快適な室温で過ごすためには、エアコンの設定温度ばかりが着目されがちです。しかし、エアコンの設定温度を調整するだけでなく、湿度調節や空気循環などにも配慮する必要があります。また、服装での体温調節なども効果的です。特に、猛暑日が続く夏は、クールビズや冷感グッズなどを積極的に取り入れて、自分から快適な環境を求めていくことが大切といえるでしょう。地球温暖化対策の一環としてクールビズに取り組んでいる企業は多いため、オフィスでの体温調節の方法についても考えておくことが大切です。

このように、複数の方法を網羅的に試して温度を調整することで、快適な空間はできあがります。そのため、エアコンの設定温度以外の方法にもチャレンジして、1年を気持ちよく過ごしましょう。

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